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 人間、自分にないものがやたら輝いて見えるように、あたしも例に漏れずそうである。
 ただ、それがなくとも自分の人生に何の支障もないということも理解していて、別段それを欲しいと思うことはない。達観しているといわれてしまえばそれまでであるし、気怠そうに見えたとすればそもそもあたしが生来そういう顔をしているというだけの話であって、実際の司会は曇り一つなく実に澄んでいて良好である。日々の生活に不満などなく、楽しく過ごせる家族や友人にも恵まれているというのに、これ以上何を望もうというのだろうか。
 例えば、話し手と聞き手がいるように、この世界には演者と聴衆がいる。
 その時々で入れ替わり立ち替わりはすれど、あたしは後者一択。仮に演者になったところで隅ですぐに引っ込むような小さな脇役。誰もあたしを気にすることはない。
 しかし、それでいいのだ。一番いい席で演者である彼女たちの世界に浸っていられる。彼女たちの輝きを自分の視界に分けてもらっている。その変わらない立ち位置が、あたしは好きだった。
 それでも、ふと彼女たちの眩しさに羨望を感じているあたしは、はて、実は演者になることを恐れて逃げているだけなのだろうか。
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こんにちはあ^^
先週のお菓子の件ですが、結局何を作ったのかといいますと、
スコーンになりましたー!!
いや、もう、なんか色々あり過ぎて迷っちゃいまして…^^;
長く作っていないですし、強力粉もあるしということで
材料の買い足しはチョコとベーキングパウダーだけで済みました(笑
いうほど材料もそんな種類ないですからねえ
レシピを探すのに、こっちは数が多過ぎて…orz
前作ったときのは見つからなかったです というか、そもそもどんなだったかあんまり覚えてないです←
なので適当に選んで let's cooking! です
今回は強力粉と薄力粉の量が半々のもので作りました
できあがる量がどのくらいなのかいまいちわからなかったので、とりあえず倍にして
生地ができたあたりで半分に分けて片方にココア練り込み作業
本当は粉の状態で混ぜておくと楽だったんでしょうけど、それじゃあ全部ココアになっちゃうので
それからプレーンにはミルク、ココアにはビターも入れちゃって
休ませたあとでオーブンにぶっこみです
なんだか大きく切っちゃったようで、想像していたより大きなスコーンになりました これは腹が太るわ
お昼ご飯の休憩を挟んで第2陣です 抹茶用にもう1回作ります
そこで母さんが赤とか何とか言い始めたので、いやそんな要素ないよと思いつつ(食紅はあるけど)、しかし我が家にはなんと秘密兵器(!?)が!

トマトベースの赤いスープです!!(ジャーン

誰かが興味本位で買ったはいいものの、今まで開封されずにかごの中で佇んでいた彼がついに日の目を見ることに…!

……とか言って(アハハ
まあ、でも、『ちょうどいいところに』感はありました
さすがに塩っ気があってお菓子っぽくはならないので赤の子にはチョコを入れず、抹茶にはミルクを入れて焼き上がり
あ、こっちはレシピ通りの量で2回です 焼くのは同時
今度のは思った感じの大きさに うん、このくらいでよかった
味もなかなかおいしかったです 次は強力粉多めで作ろうかなあ
………え? 写真??
それがですねえ、実は取り忘れましてorz
代わりにといってはなんですが、気が向いたので作ったシュトーレンの写真をば


何やかんや年が明けて割と早くに作りました
レシピ通りのサイズのはずなんですけど、この子もなかなかのサイズに育ちまして…
せっかく「作ったぜエッヘン」ってな感じだったんですけど、母さんと弟からは
…あ、何かと思った、と
…(´∀`)チーン
まあね、けっこうずんぐりむっくりでしたから
でも、どうせ切って食べるんだから大きくてもいいじゃんかー
切ればそんなに大きさは感じないかと ラスクサイズ?
ドライフルーツやらナッツやらがすんなりと練り込まれてくれなかったんですけど、こねたりするのはとってもおもしろかったです
そしておいしー(>ω<*)
こっちはちょっと時間がかかりましたが、また作ろうと思えるおいしさでした 苦労は惜しまない(・ω・´)









なんとか琴子さんにも名誉挽回の回をー!!
…とか思ってどこにぶっこもうかとうんうん考えていました
でも、なかなかそのタイミングが見つからなくて冷や冷やしていたところでして ナイスお節d(・ω・´)
ちゃんと気持ちができていない段階でいきなり聡太が来ちゃったので、それでストレスも溜まり上手く接してあげられなかっただけなんですよ、彼女は
虐待行為に対して擁護をするわけではないんですが、その背景まで全否定するのもあまりよろしくないと思います
とはいえ、褒められた行為でなかったのはたしかですね 琴子さんも反省はしているかと
やっちゃう前に他に方法はいくらでもあったかとも思いますが、結局結果論にしかならないんですよねえ…
と、そんな感じだったので、布美さんは彼女たちのことをあまりよく思っていません
更に負けず嫌いな面も働いて、まあ何とも立派なお節ができあがったというわけです
利也さんは聡太が言葉をこぼしてすぐに結果が目に見えていたので(´∀`;)アチャーといった感じで
ちなみに布美さんは、ほどほどにしときなよと利也さんからお叱りを受けました(後日談)
<聡太>

「聡太くんはお節料理で何が好き?」
 新年がじわじわ近付く十二月の終わり頃。大掃除をすっかり済ませた叔母の家ではお節作りの真っ最中だ。普段のご飯でも少しずつ手伝うようになっていた僕は布美さんに頼まれてお節作りにも参加している。
 僕の母は随分と料理の腕が立つようだった。僕が料理をしているのを見て、やっぱり姉さんの子ねと布美さんはよく口にする。布美さんはまだまだ母さんの作る料理ほど上手くならないという。
 そんな母さんのおいしい料理の味を、僕はもう覚えていない。母さんのことだから今の布美さんのようにお節も作っていただろうけど、食卓の上に並べられたその見た目も味も、何もかもが僕の記憶には残っていなかった。もう二度と味わうことのできない母の味を忘れてしまったというのは少し寂しかった。
「強いて言えばおなます、ですかね。栗金団とか甘いものも好きです」
 代わりに覚えているのは桔平さんの家の味。紅白のおなますは一般的なにんじんや大根を使わずにビーツとかラディッシュとか、あとはねぎとか、色が合うように野菜を用意して毎年何かしら違うから楽しみだった。お店柄洋風にできあがることが多い。お正月用のケーキの試作で栗金団や黒豆の甘いお節もよく食べていた。今年はどんなお節を作っているんだろう。
 それから、桔平さんの家よりもよく思い出すのは、実は伯母の琴子さんが作るお節だった。
 この時期になると、いつもならできる限り僕を避けている琴子さんが手伝えと、口に出して言いはしなかったけど、無言の圧力をかけてくる。最初は突然腕を掴んで連れていかれて、怒られるのかと怯えたものだった。台所ですでに切られたにんじんと大根、味の整えられた酢を目の前に差し出された。戸惑いながら、でも何かはしないといけないと思った僕は恐る恐るにんじんと大根を酢と和えると、それで正解だったらしい、琴子さんは別の作業に戻っていった。回数を重ねる度に僕のすることも増えていく。意地でも口を開かなかった琴子さんが料理を教えてくれることは一度もなくて、まるで勝手に覚えろとでも言っているようだった。
 そんな扱いでも必死になって続けたのは、新年を迎えてお節を食べるそのときだけ、唯一、琴子さんからも許されて一緒の食卓に着けたからだ。それまで琴子さんが作るご飯を食べて味がしなかったことも相俟ってか、今まで食べてきた中で一番なのではないかと思うほどにおいしく感じた。治久さんの家で、一年に一度だけ、僕にも楽しい時間ができた。琴子さんが作るお節は極ありふれた、だいたいの人が想像して出てくるようなものだったけど、おそらくこの先、僕が琴子さんのお節の味を忘れることはないだろう。
「……琴子さんの作るお節、おいしかったなあ」
 ポソッ、と、思わずこぼれた僕の言葉に、近くでコーヒーを飲んでいた利也さんが額に手を当てる。苦く笑っていた。

 来る正月。食卓の上には年末に仕込んでいたお節料理がズラリと並べられていた。四人分にしても心なしか少々豪勢過ぎではと思えるほど量も内容も立派にできあがっている。布美さんのお節はすごいなと思っていたところ、
「今年のお節はすごいねえ!」
 と、啓太が目を輝かせているあたり今回は事情が少し違うらしい。
「そうなんですか?」
「んー……聡太くんもいるからね、頑張ったんだと思うよ」
「聡太くんのおかげで大助かりだったわ。ありがとう」
「役に立ててよかったです」
 啓太が、早く食べようと言ってみんなでお節に箸を伸ばした。布美さんが作ったお節はやっぱりおいしかった。いつも母さんと比べて布美さんは謙遜するけど、そんなことはないと思う。僕の反応が気になるらしい布美さんが、どう? と聞いてくるから、おいしいですよと返したら両手をぎゅっと握って喜んでいた。例えば、そう、何か勝負をして勝ったときのような。
「たぶんね、負けたくなかったんじゃないかな」
 と、利也さんがコソッと僕の耳元で呟いた。誰に? と聞いても利也さんは乾いた笑いを浮かべているだけだった。

こんにちはあです^^
ニュースを見ていたら、どうやら週末には春一番が吹くそうで
もうすでに今日もそこそこ風が強いんですけどねえ 家がミシミシいっています
おかげで外に出れば一瞬で髪がやばいことに…!
とか言って、起きたらヘアブラシでとくだけですね、わたしは
セットとかしないです 朝1分もかからないんですよスバラシイ
なので、髪がぶわっとなろうが手櫛ですぐに問題解決です 簡単d(・ω・´)
とはいえ、もう半年ほど伸ばしっ放しなのでそろそろ切らないとなあとは思っています
髪が多いし癖毛なので伸ばすとぼわあっとなるんですよねえ…昔は長かったですけど
今度はまたさらに短くかなあ…どうしようかなあ…

さて、明後日はバレンタインデーですよ!
あげる相手もいないのになんでそんな話題にするのかといえば、
バレンタインデーというイベントに乗っかってお菓子を作るためですよ!!
こういうのでもないとなかなか重たい腰が上がらないもので…(´∀`;)エヘッ
去年は………バレンタインなんて一切触れてないですね(笑
そして記憶がないです 何か作ったかどうかというのもまっさらにないです…
もしかしたら何もしなかったかもしれないΣ(・∀・`)アチャー
というわけで、今年は去年の分も増しで気合入れて作りますよー!
でも、まだ何作るか決めていなかったり←
何か作ろうねーとは母親と話していたんですけど、何せ家にあまりいないもので、計画が立たんのです
ガトーショコラとかフォンダンショコラとか、オシャレっぽくて名前は聞いたことあるけど実際に食べたことがなくて味が気になるから1回作ってみたいよねとは言っています
あとは、マカロンも、作ろうと思ったことはあったんですけど結局手付かずで終わっていたり
強力粉が余っているのでスコーンも作りたいなあとか
無難にクッキーとかでもいいんですけど、せっかくなのでちょっと手の込んだものが作ってみたいんですよねえ
シフォンケーキ、とか………グッ おのれ憎きシフォンケーキ…!!
もー、あいつ膨らまないんですよー、やだー!!;;
何回か試みたんですけど1回もちゃんと膨らまなんだった…orz
かくなる上はとベーキングパウダーを使ったレシピでチャレンジしたら、ついに! ついに膨らみよったんですよ!!
さすが膨らまし粉! 魔法の粉です!!
…でもやっぱり負けた気がするんですよね……orz
本当に最終兵器でした
ちゃんとメレンゲだけで膨らませたい…!
ツンデレのツンばっかり向けられてつらい いい加減デレてほしい
んで、わたしには一切デレないシフォンなんですけど、おいしいんですよねえ!!(涙
わかってるんですよ おいしいんですよ だから自分で作りたいんだってばー!!
そろそろシフォンがデレますように(-人-)

あ、ついでに『ほうむ』で照が聡太に作ったのはブラウニーという設定だったり
なかなかの出来だった模様
<貴恵>

 今時のというか、高校生はああも悩むものなのか。正直、相対的に見ると自分が悩まなさ過ぎて『普通』なんてものがわからないから何とも言えない。誰か教えてほしい。
 自分が高校生のときは、周りはわたしのことを羨ましい、羨ましいと言っていたけど、わたしからすればうんうん悩んでいる周りのほうがずうっと羨ましかった。
 何か気になることができて、悩んで、必死になって悩んで、友達に相談して、友達も巻き込んで悩んで、助けてもらいながら、上手くいったりいかなかったり、その結果で喜んで、それか悲しんで。
 友達のことでも、勉強のことでも、恋愛のことでも、何でも。
 そこに『青春』の要素が、ぎゅうっと、凝縮されて詰まっているように感じる。人間生きていれば悩むこともこの先あることには違いなくても、大人になってからの悩みとはまた違うものが、所謂『青春時代』にある。青くさいだとか、甘酸っぱいだとか、それこそが『青春』をより特別なものであると意識させ、『青春』の最大にして最高の特色だと思うのだ。
 だから、いくら友達に、似合わない、意外だと言われても、いくら陳腐でチープでも、わたしは青春小説が好きだった。自分が経験し損ねて取りこぼしたものを埋めていくように、本棚にはズラリとそれが並んでいる。
 割と小さいことで悩み始めるのがおもしろい。小さい悩みが知れず大きな問題になっていく展開がおもしろい。『外』から見れば存外簡単に紐解けそうなのに、それに必死になっている人物たちがおもしろい。読み終わったらとてもすっきりして晴れやかな気持ちになるのが最高だ。
 大学生になってからも自分の要領のよさは変わらない。周りから言われる『羨ましい』も変わらない。それでも少しずつ、自分にも『青春』の影がちらりほらりとその姿を現し始めている。そうだ、きっと、自分の進む道が見えたからだ。『夢』なんて言うとこそばゆいけど。
 あ、小山の前で『夢』とかいう単語を口にした気が……やったな、わたし。
「お疲れさまです」
「お、小山、もう上がり?」
 コクリと頷く小山に、そういえばさっき言い忘れていたことを思い出して話を切り出した。
「さっきの話でさ、やたら大学推しみたいな感じになったけど、あんたがちゃんと決めたなら就職のままでありだと思うよ」
「え?」
「ん? 何か変なこと言った?」
 あまりに小山が驚くものだからわたしもびっくりして。でも、聞いても、何でもないですの一点張りで、結局小山は教えてくれないまま帰っていった。その口元は不思議と口角が上がっているように見えて、まあいっかとわたしは仕事に戻った。

 その後、小山が高校を卒業して店を辞めるとき、そのときのことを話してくれた。
 当時は小山の進路について誰もが進学して当たり前のような反応で、就職なんて答えると揃って驚かれたのだという。だから自分の選択に自信がなくなって、かといって流されるように進学を選ぶのも違う気がして、どうすればいいのかわからなくなっていた。わたしに大学について聞いたのはそんな折だった。
「就職を選んでいることのほうがさも当然みたいな言い方、貴恵さんが初めてでした」
 思い出したのか、小山は控えめに笑い出して、こんなふうにも笑うのかと、わたしは最後になって新しい発見を珍しがっていた。
「たぶん、嬉しかったんだと思います」
「ふーん。じゃあ、わたしの小山を見る目はそれなりにたしかだったってことか」
 そんなこと考えていたんですか。
 悪いか、この野郎。
 ちょっと小馬鹿にした小山の態度と、それに、生意気だと言ってわたしが小山を小突くというやり取りもこれで最後かと思えば、まあ、感慨深いものはある。その上『ありがとうございます』なんて言うものだから、泣きはしないけど、自分が『青春』の中にいるという実感が沸々と湧き上がってきて何とも言えない気持ちになった。強いて例えるならばそう、一つの青春小説を読み終えたときに似ている。わたし自身の『青春』ではないけど、『小山の青春』の中に知らず自分が組み込まれていた事実に、うん、悪い気はしない。
「貴恵さんといて、楽しかったです」
「わたしも小山と仕事できて楽しかったよ」
 そう言って、初めて二人して笑った。

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外ではA型、家ではB型と言われます(*本当はB型)
家族に言わせれば『しゃべりだすとおもしろい』らしい
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