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「ゆづー、起きろー!」
という天使の声で目を覚ました由鶴。時計を見るとまだ6時。せっかくの日曜日なのだからもう少し寝ていたい。
「……自転車、れん、しゅう」
こんなに早くからするのか、おまえらは。
「10時からじゃないと行かないぞ」
すると天使と悪魔からの大ブーイング。それを耳元でされるのだから堪ったものではない。仕方なく起きることにした。
「うー……昨日ほど進まんぞ……」
今はもうすぐ12時になろうという時間。あれから10に家を出るまで、まだかまだかとうるさかった。
「慌てない慌てない」
「昼からもできるからな」
「……とりあえ、ず、昼、ご飯」
弁当を持ってきたので河原で昼食。たまにはこういうところで弁当を食べるのもいいかもしれない。
天使は早く練習したいのか、そわそわして落ち着きがない。でもご飯はちゃんと食べている。
「昨日ほどっていっても、あと30cmくらいだろ? たいして変わらないと思うけど」
「けど30cm短いんじゃ!」
「じゃあその30cm、頑張ろうか」
「……ふぁい、と」
食べ終わって練習が再開された。
持って放してが繰り返される。一気にとはいかないが、少しずつは長く乗れるようになってきている。今日中には乗れるようになるはずだ。
「……てんちゃん、もうちょっと!」
「……おお?」
「わあ……!」
気が付けば、昨日の3倍ほどの距離を進んでいた。
「乗れた……乗れたぞ、ゆづ!」
「ああ、やったな!」
天使と悪魔は抱き合って喜んでいた。
あのあと、右や左に曲がる練習もクリアした。自転車に乗るコツを覚えたのか、こっちはあまり苦戦しなかったようで、できるまでにそれほど時間をとらなかった。
そして次の週末は、
「ゆづ、今度は一輪車じゃ!」
「……教え、て」
思わず飲んでいるココアを吹き出すところだった。
という天使の声で目を覚ました由鶴。時計を見るとまだ6時。せっかくの日曜日なのだからもう少し寝ていたい。
「……自転車、れん、しゅう」
こんなに早くからするのか、おまえらは。
「10時からじゃないと行かないぞ」
すると天使と悪魔からの大ブーイング。それを耳元でされるのだから堪ったものではない。仕方なく起きることにした。
「うー……昨日ほど進まんぞ……」
今はもうすぐ12時になろうという時間。あれから10に家を出るまで、まだかまだかとうるさかった。
「慌てない慌てない」
「昼からもできるからな」
「……とりあえ、ず、昼、ご飯」
弁当を持ってきたので河原で昼食。たまにはこういうところで弁当を食べるのもいいかもしれない。
天使は早く練習したいのか、そわそわして落ち着きがない。でもご飯はちゃんと食べている。
「昨日ほどっていっても、あと30cmくらいだろ? たいして変わらないと思うけど」
「けど30cm短いんじゃ!」
「じゃあその30cm、頑張ろうか」
「……ふぁい、と」
食べ終わって練習が再開された。
持って放してが繰り返される。一気にとはいかないが、少しずつは長く乗れるようになってきている。今日中には乗れるようになるはずだ。
「……てんちゃん、もうちょっと!」
「……おお?」
「わあ……!」
気が付けば、昨日の3倍ほどの距離を進んでいた。
「乗れた……乗れたぞ、ゆづ!」
「ああ、やったな!」
天使と悪魔は抱き合って喜んでいた。
あのあと、右や左に曲がる練習もクリアした。自転車に乗るコツを覚えたのか、こっちはあまり苦戦しなかったようで、できるまでにそれほど時間をとらなかった。
そして次の週末は、
「ゆづ、今度は一輪車じゃ!」
「……教え、て」
思わず飲んでいるココアを吹き出すところだった。
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「……ゆづ、自転車」
「自転車?」
聞き返したあとにいつもと違うところに気付いた。
「あれ? 天使は?」
悪魔と一緒にいるはずの天使がいない。辺りを見てみると、少し開いているドアの影に隠れていた。
出てくればいいのに出てこない。不思議に思った由鶴は悪魔に聞いてみた。すると悪魔は幼稚園であったことを話始めた。
幼稚園に自転車がある。前から置いてあった自転車に急に興味が湧いた2人は、友達から乗り方を教えてもらった。数が少ないので悪魔、天使の順で乗ることに。
「ボク、乗れた。……でも、てんちゃん乗れな、かった」
なるほど。それで昨日の晩は妙に静かだったのか。
「あー、でも自転車あったかなぁ……」
「あるわよ、自転車」
何でこんなに物持ちがいいんだこの家は。
母さんが言ったとおり、倉庫の奥にあった自転車を引っ張り出して、今河原に来ている。千鶴も一緒に来た。
「とりあえず後ろ掴んでるからこいでみな」
「……てんちゃん、ふぁい、と!」
軽快に、とは言えないが走り出した。ヨロヨロしながらこいでいたのが大分良くなったので手を放してみたら、見事に横に倒れた。
「う……痛い。だから放すなと言ったではないか!」
膝を擦りむいたがまだ頑張るようだ。千鶴にばんそうこうをはってもらい、自転車に乗った。次から放すときは前もって言っておこう。
30分ほど練習をしたら10m走られるようになった。周りが少し暗くなってきたので今日はこれで止めることにした。
「あと少しだな」
「……てんちゃん、がんば、った」
まだ自転車に乗られないことが悔しいのかしょぼんとしている。「また明日頑張ればいいじゃないか。それに千鶴は小学2年生まで乗れなかったんだし」
由鶴が意地悪そうに千鶴に言うと頬を赤くして膨らませた。
「そうだったのか……」
「た、たしかにそうだったけど、今はもう乗れるもん!」
兄に文句を言ったあと、天使のほうを向いて、
「だからさ、シロちゃんも乗れるようになるよ、きっと」
ね。笑顔でそう言うと天使に明るさが戻った。
「うむ!」
「自転車?」
聞き返したあとにいつもと違うところに気付いた。
「あれ? 天使は?」
悪魔と一緒にいるはずの天使がいない。辺りを見てみると、少し開いているドアの影に隠れていた。
出てくればいいのに出てこない。不思議に思った由鶴は悪魔に聞いてみた。すると悪魔は幼稚園であったことを話始めた。
幼稚園に自転車がある。前から置いてあった自転車に急に興味が湧いた2人は、友達から乗り方を教えてもらった。数が少ないので悪魔、天使の順で乗ることに。
「ボク、乗れた。……でも、てんちゃん乗れな、かった」
なるほど。それで昨日の晩は妙に静かだったのか。
「あー、でも自転車あったかなぁ……」
「あるわよ、自転車」
何でこんなに物持ちがいいんだこの家は。
母さんが言ったとおり、倉庫の奥にあった自転車を引っ張り出して、今河原に来ている。千鶴も一緒に来た。
「とりあえず後ろ掴んでるからこいでみな」
「……てんちゃん、ふぁい、と!」
軽快に、とは言えないが走り出した。ヨロヨロしながらこいでいたのが大分良くなったので手を放してみたら、見事に横に倒れた。
「う……痛い。だから放すなと言ったではないか!」
膝を擦りむいたがまだ頑張るようだ。千鶴にばんそうこうをはってもらい、自転車に乗った。次から放すときは前もって言っておこう。
30分ほど練習をしたら10m走られるようになった。周りが少し暗くなってきたので今日はこれで止めることにした。
「あと少しだな」
「……てんちゃん、がんば、った」
まだ自転車に乗られないことが悔しいのかしょぼんとしている。「また明日頑張ればいいじゃないか。それに千鶴は小学2年生まで乗れなかったんだし」
由鶴が意地悪そうに千鶴に言うと頬を赤くして膨らませた。
「そうだったのか……」
「た、たしかにそうだったけど、今はもう乗れるもん!」
兄に文句を言ったあと、天使のほうを向いて、
「だからさ、シロちゃんも乗れるようになるよ、きっと」
ね。笑顔でそう言うと天使に明るさが戻った。
「うむ!」
こんにちはぁです^^
土曜日か日曜日に更新しようと思ってたのに忘れてました(汗
金曜日にお月見をネタにして話を書きましたが、みんなはしたのかな、お月見
わたしはばあちゃんの家で白玉だんごを作って食べましたよ
ススキは用意できないのでおだんごだけです
夜には月を見ました
曇ってなかったのでよく見えました
ちなみに天使と悪魔はちゃんとおだんご(手作り)もススキも用意してお月見してました
ウサギも見えたようですw
休日、久しぶりにチャットに入ったらクレスくん、ゆーちゃんの2人と話ができました^^
大した話しはしてないんですけどね(笑
ネットで会って2年経つね、という話が出ました
懐かしいです
いろいろ始めたりいろいろ知ったりと、なんだかとても濃かったなぁww
ブログ始めたり物語書いたりするなんて思ってなかったですしね
何よりパソコンを使う時間が増えた
自分でもびっくりするくらい増えましたよw
気を付けないと、ですねw
それでは、ばいばい~なのです^^
土曜日か日曜日に更新しようと思ってたのに忘れてました(汗
金曜日にお月見をネタにして話を書きましたが、みんなはしたのかな、お月見
わたしはばあちゃんの家で白玉だんごを作って食べましたよ
ススキは用意できないのでおだんごだけです
夜には月を見ました
曇ってなかったのでよく見えました
ちなみに天使と悪魔はちゃんとおだんご(手作り)もススキも用意してお月見してました
ウサギも見えたようですw
休日、久しぶりにチャットに入ったらクレスくん、ゆーちゃんの2人と話ができました^^
大した話しはしてないんですけどね(笑
ネットで会って2年経つね、という話が出ました
懐かしいです
いろいろ始めたりいろいろ知ったりと、なんだかとても濃かったなぁww
ブログ始めたり物語書いたりするなんて思ってなかったですしね
何よりパソコンを使う時間が増えた
自分でもびっくりするくらい増えましたよw
気を付けないと、ですねw
それでは、ばいばい~なのです^^
「……ゆづ」
「お月見ー!」
「ん? あぁ、明日か」
今日、幼稚園で月見団子が出たらしい。月見関連の掲示物もたくさんあるんだろう。
「ところでゆづ、ウサギはどこじゃ?」
「は?」
いきなりウサギはどこだと言われて呆然とした。ウサギを飼っていないのだからこの家にいるはずがない。
わけがわからないといった顔で天使を見ていると、悪魔が言葉を付け足した。
「……月の、もちつきウサ、ギ」
「びっくりした。本物のウサギのことかと思った……」
天使が言うウサギは月に写っているウサギのことだった。2人はウサギに見えないみたいだ。
月の写真が載っている本を手にとって2人に見えるように開く。そして説明する。
「これが耳でこれが顔、あとこれが体だ。な? ウサギに見えるだろ?」
説明をしたら見えるようになったようで。
「……ウサ、ギ」
「不思議じゃの……」
しばらくウサギがいるように見える月の写真を眺めていた。
「ゆづ兄ちゃん、明日晴れるようにてるてる坊主作ろうよ」
千鶴が部屋に入ってきて提案した。晴れた空で満月を見たい由鶴が、そうだなと言いかけたが、てるてる坊主という言葉に反応した天使と悪魔が作る! と言うほうが早かった。
「1人ひとつだぞー」
「はーい」
夜から翌日の月見が終わるまで由鶴の部屋の窓に4つのてるてる坊主がぶら下がった。
その晩と次の晩、天使と悪魔はウサギと、何故かてるてる坊主と月でもちつきをした夢を見たとか見なかったとか。
「お月見ー!」
「ん? あぁ、明日か」
今日、幼稚園で月見団子が出たらしい。月見関連の掲示物もたくさんあるんだろう。
「ところでゆづ、ウサギはどこじゃ?」
「は?」
いきなりウサギはどこだと言われて呆然とした。ウサギを飼っていないのだからこの家にいるはずがない。
わけがわからないといった顔で天使を見ていると、悪魔が言葉を付け足した。
「……月の、もちつきウサ、ギ」
「びっくりした。本物のウサギのことかと思った……」
天使が言うウサギは月に写っているウサギのことだった。2人はウサギに見えないみたいだ。
月の写真が載っている本を手にとって2人に見えるように開く。そして説明する。
「これが耳でこれが顔、あとこれが体だ。な? ウサギに見えるだろ?」
説明をしたら見えるようになったようで。
「……ウサ、ギ」
「不思議じゃの……」
しばらくウサギがいるように見える月の写真を眺めていた。
「ゆづ兄ちゃん、明日晴れるようにてるてる坊主作ろうよ」
千鶴が部屋に入ってきて提案した。晴れた空で満月を見たい由鶴が、そうだなと言いかけたが、てるてる坊主という言葉に反応した天使と悪魔が作る! と言うほうが早かった。
「1人ひとつだぞー」
「はーい」
夜から翌日の月見が終わるまで由鶴の部屋の窓に4つのてるてる坊主がぶら下がった。
その晩と次の晩、天使と悪魔はウサギと、何故かてるてる坊主と月でもちつきをした夢を見たとか見なかったとか。
こんばんはぁです^^
昨日の晩ご飯が一昨日ばあちゃんの家で食べた晩ご飯とかぶっててびっくりしました…w
あと、今日は三角比の勉強をしております(`・ω・´)
やっぱり数学はおもしろいです

いきなりドーンッ
これ作りました あみぐるみです
ちなみに大きさは5・6cmくらい
もう少しかわいくなるはずだったのになぁ…
先生に見せたら
「不細工なところが手作りって感じがしていいね」
と言われました
褒められてるんだかけなされてるんだか…
下手なら下手だと言ってくれ

次は絵をドーンッ、と
手紙の余ったところに描いたやつですね
青いボールペンで書きました
アリス「レッツ衣装チェンジ☆ フフフ…(寝言)」
ウサギ「(逃げなければ…!)」
逃げろ、ウサギ
…な絵です
ウサギ描くのが楽しかった
アリスもいいんだけど、ウサギ描くのすごく楽しい
わたしが描く不思議の国のアリスのウサギ、顔出しNGなんですよ、何故か(笑
気付いてた人いますか??
後ろ向いてることが多かったり、前を向いてても帽子で顔を隠したりするので
恥ずかしがり屋さんなのダ(?)
昨日の晩ご飯が一昨日ばあちゃんの家で食べた晩ご飯とかぶっててびっくりしました…w
あと、今日は三角比の勉強をしております(`・ω・´)
やっぱり数学はおもしろいです
いきなりドーンッ
これ作りました あみぐるみです
ちなみに大きさは5・6cmくらい
もう少しかわいくなるはずだったのになぁ…
先生に見せたら
「不細工なところが手作りって感じがしていいね」
と言われました
褒められてるんだかけなされてるんだか…
下手なら下手だと言ってくれ
次は絵をドーンッ、と
手紙の余ったところに描いたやつですね
青いボールペンで書きました
アリス「レッツ衣装チェンジ☆ フフフ…(寝言)」
ウサギ「(逃げなければ…!)」
逃げろ、ウサギ
…な絵です
ウサギ描くのが楽しかった
アリスもいいんだけど、ウサギ描くのすごく楽しい
わたしが描く不思議の国のアリスのウサギ、顔出しNGなんですよ、何故か(笑
気付いてた人いますか??
後ろ向いてることが多かったり、前を向いてても帽子で顔を隠したりするので
恥ずかしがり屋さんなのダ(?)
・・――サイト案内――・・
日記・イラスト・小説を更新していくブログです
HNの表記は、ひらがなでも、カタカナでも、漢字でも、アルファベットでも何でもよいです
ほのぼの・ほっこりした小説を目指してます
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と、とにもかくにも、ポジティブなのかネガティブなのかわからないtsubakiがお送りします
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プロフィール
HN:
tsubaki
性別:
女性
自己紹介:
ものごとを『おもしろい』か『おもしろくない』かで分けてる“へなちょこりん”です
外ではA型、家ではB型と言われます(*本当はB型)
家族に言わせれば『しゃべりだすとおもしろい』らしい
寒天と柑橘が大好きです^^
外ではA型、家ではB型と言われます(*本当はB型)
家族に言わせれば『しゃべりだすとおもしろい』らしい
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