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こんにちはあ^^
成人式終わっちゃいました 終わったよ 終わっちゃったね
そんなわけで、宣言通りスーツで行ってきましたよ、と←
まあ案の定スーツな女子はわたしだけでしたが
他の地区はよく知らないですけど、うちでは唯一でした(笑
そりゃあ着るよね、振袖
でも面倒だったんですもん 動きにくいし!
だから100歩譲ってスカートで行きました そこは褒めて!!
うん、スカートでもなかなか動きづらかった
車に乗るときとかね、脚開くのに限界があるんですよ
いつもの調子で乗ろうと思ったら脚が止まるという…orz
振袖だったらもっといろいろやってたな、わたし(´∀`;)
スーツ着てたら、大人っぽいと言われました(エヘヘ
しかしそのあと
あ、でも、昔からそっか
…(・ω・`)
あんまり変わらぬで済まぬ うん、褒められたと思ってる ありがとう
そしてですね、うちの地域では前夜祭なるものがあってですね、そっちにも参加してきました
今年はなかなか集まりがよろしくなかったようで半数くらいしか集まらなかったわけなんですが、
楽しかった(´∀`*)ホクホク
みんなとはほぼほぼ中学卒業以来だったのですごく懐かしい
毎年広報で前夜祭の様子とか成人式当日の写真とか載っていてですね、男子は髪伸びてるし女子はメイクしてるしで誰が誰だかわからないということもあったりで、正直なところ会うの怖かったんですが、
みんな余裕でわかった よかった
友達から細いと言われました
小・中と、やたら身長順で並ぶことがやっぱり多くて周りの女子は細くてかわいい子ばっかりだったんですよ
背もあるから見目も映えますしね
言わずもがな劣等感というのもあったわけで あんまね、ルックスとか自信ないんです
だから、そのうちの1人に細いと言われたのでちょっと舞い上がったという、そんな話
この勢いでスキニーに挑戦もありかもしれない
あと白いとも言われました ちょっとばかしもやしっ子生活だったもので^^;
それでですね、前夜祭の中でいちばん驚いたのはある友達の仕事の話!
いや、まさか自分の希望している仕事と似た領域ですでに働いているなんて、驚きました
尊敬します、本当に
その子には今回とてもいい刺激をもらったので、ちょっと頑張ろうかな^^
いつか仕事の話もしたいねということで、その子はどこまで本気で言ってくれたのかはわからないですけど、今はそれが励みです 楽しみ!
やっぱり地元っていいなあと思いました
楽しかった頃一緒に過ごしていたというのが大きいんでしょうけど、みんなと話しているのがいちばん安心できますね
ただ、県外とか余所に出ちゃって戻る気ない人が多数っぽいので若干寂しいですが
またみんなで集まってわいわいできたらいいなー!! ^^
成人式と前夜祭を満喫してきたtsubakiが書いている小説はただいま32話まで更新中!!
最近2話で前編後編みたいな感じのがちょいちょい出てきてごめんなさい(・ω・`)
成人式終わっちゃいました 終わったよ 終わっちゃったね
そんなわけで、宣言通りスーツで行ってきましたよ、と←
まあ案の定スーツな女子はわたしだけでしたが
他の地区はよく知らないですけど、うちでは唯一でした(笑
そりゃあ着るよね、振袖
でも面倒だったんですもん 動きにくいし!
だから100歩譲ってスカートで行きました そこは褒めて!!
うん、スカートでもなかなか動きづらかった
車に乗るときとかね、脚開くのに限界があるんですよ
いつもの調子で乗ろうと思ったら脚が止まるという…orz
振袖だったらもっといろいろやってたな、わたし(´∀`;)
スーツ着てたら、大人っぽいと言われました(エヘヘ
しかしそのあと
あ、でも、昔からそっか
…(・ω・`)
あんまり変わらぬで済まぬ うん、褒められたと思ってる ありがとう
そしてですね、うちの地域では前夜祭なるものがあってですね、そっちにも参加してきました
今年はなかなか集まりがよろしくなかったようで半数くらいしか集まらなかったわけなんですが、
楽しかった(´∀`*)ホクホク
みんなとはほぼほぼ中学卒業以来だったのですごく懐かしい
毎年広報で前夜祭の様子とか成人式当日の写真とか載っていてですね、男子は髪伸びてるし女子はメイクしてるしで誰が誰だかわからないということもあったりで、正直なところ会うの怖かったんですが、
みんな余裕でわかった よかった
友達から細いと言われました
小・中と、やたら身長順で並ぶことがやっぱり多くて周りの女子は細くてかわいい子ばっかりだったんですよ
背もあるから見目も映えますしね
言わずもがな劣等感というのもあったわけで あんまね、ルックスとか自信ないんです
だから、そのうちの1人に細いと言われたのでちょっと舞い上がったという、そんな話
この勢いでスキニーに挑戦もありかもしれない
あと白いとも言われました ちょっとばかしもやしっ子生活だったもので^^;
それでですね、前夜祭の中でいちばん驚いたのはある友達の仕事の話!
いや、まさか自分の希望している仕事と似た領域ですでに働いているなんて、驚きました
尊敬します、本当に
その子には今回とてもいい刺激をもらったので、ちょっと頑張ろうかな^^
いつか仕事の話もしたいねということで、その子はどこまで本気で言ってくれたのかはわからないですけど、今はそれが励みです 楽しみ!
やっぱり地元っていいなあと思いました
楽しかった頃一緒に過ごしていたというのが大きいんでしょうけど、みんなと話しているのがいちばん安心できますね
ただ、県外とか余所に出ちゃって戻る気ない人が多数っぽいので若干寂しいですが
またみんなで集まってわいわいできたらいいなー!! ^^
成人式と前夜祭を満喫してきたtsubakiが書いている小説はただいま32話まで更新中!!
最近2話で前編後編みたいな感じのがちょいちょい出てきてごめんなさい(・ω・`)
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聡太は週末に修を呼び出した。無理にでも引っ張り出すつもりでいたが、修は警戒心を丸出しにしながらもなんとか応じて二人で近所の公園にいる。
「……おまえは、話さないな、自分のこと」
それぞれが公園に置かれた、少し年季の入ったベンチの両端。男同士がくっついて座るのもなかなか珍しいものだろうが、今のこの距離は二人の心の隔たりをそのまま表しているように見えた。見えない壁が二人の間に存在しているのだと、そうとしか思えなかった。
聡太は前を向いたまま。修も前を向いたまま。二人の視線が交わることはなく、長い沈黙を聡太が破っても修は口を開こうとはしなかった。いつもならばよく回るその舌は、今日は少しも動いていない。
「やけに大人しいな」
返事はない。聡太はあまり自分から話すようなことはないから、だからどうしても破った沈黙が再び戻ってきてしまう。かといって本題を切り出そうにも避けられてしまうのは目に見えているし。本当に、
「らしくない、か?」
ようやく聞けた声に、けれどその声にいつもの張りはなく、聡太が視線を横にやる。自嘲するように笑う修がいた。
「小山もやっぱりそう言うのか。俺も、そう思うよ。でもさ」
そこから少しずつ言葉が増えていく。
「俺らしいって何だ? 明るい? お節介? 図々しい? やかましい?」
ああ、自覚はあったのかと聡太が心の中で呟いた矢先だった。
「……けど、そんなの本当の俺じゃない! ……本当の俺は、もっと、どろどろとしていて暗い……」
修が声を荒げて叫んだ。やっと聡太に向けた修の顔は怒っているような、苦しそうな、悲しそうな、そんな負の感情がない交ぜに歪んでいた。
本人の言う通り、今こうして聡太に見せているのが本来の修なのかもしれない。自分の、ビリビリに破かれた進路調査書を聡太から取り返したときに一瞬見せた顔も。内に踏み込もうとした聡太を拒絶したときも。その一片が見て取れた。
それならば、今となっては見る影もない普段の彼は……。
「演技、みたいなもんだと思う。周りのイメージと自分の理想が合わさったキャラクターというか、何というか……」
修の言うことは聡太にもわかった。
理想と現実にギャップがあれば、そしてその差が大きければ大きいほど周囲とトラブルが起こるリスクは高まる。どうやっても完全な一致は無理な話で、いかにトラブルを避けながら素の自分を出していくか、あるいはいかに自分を理想に寄せていくかは当人次第。聡太は理想と現実とを割り切り、そして修は後者を選んだ。どちらが正しいのかなどそういう類の話ではないし、修の選択に異を唱えるつもりは一切ない。
ただ、一つ聡太がいただけないのは、
「みんなが思っているような俺なんて、全部、嘘っぱちだ……」
理想の存在の否定だ。
あの、明るい修はいないのだと彼は言う。もちろん理想は理想に過ぎないのだろう。けれど、たしかにあの修は存在していたというのに。あの修と一緒に過ごした自分たちの時間はたしかに、幻ではなかったというのに。
堪らず聡太は修の真正面に立ちはだかった。
「それなら、あいつや僕が積み上げてきたものも、全部、嘘だったって言うのか」
静かに、けれど怒っていた。聡太の目が鋭く修を捉えている。以前に修の前で声を荒げたことがあるがそれとは違う。決して全てが感情的ではない、むしろ冷静で理性的なその雰囲気と言葉にばつが悪くなった修は、それはと濁すも上手く言い返すことができない。目も泳ぐ。
「それだけは、絶対に言わせない」
態度を崩さず、彼に圧ものを見せるために聡太は、来いと強めに言い、場所を移した。
すっかりブログのことを忘れ……いえ、何でもないです
少し遅れましたが、今年用の年賀状イラストをドーン!
相変わらず同じ絵を何個も載せるっていう、ね←
上の段、左から、
初期の色です ちょっと暗めにしています 塗り忘れがあるのは見なかったことにしてもらえると助かります(・ω・´;)
真ん中は改良版です 背景の色は明るめに 印刷したら字が切れちゃったので移動して、合わせてイラストのずれた部分の修正 正直疲れたorz ペイントにレイヤーとかないですしね ペンタブとソフトが欲しいです
右はメール用です 文字入れず、色も最初から作り直しました 手と足も追加です ハガキ用は言葉を入れるために真っ白ゾーンを作ったわけです
赤と黄色の背景は、これコンパスと分度器を使って細かく測って作りました
途中で、「あれ? わたし、描いてるのって年賀状だよね…??」と自分で戸惑いました
なんかもう製図してる気分でしたもん(笑
今回はコンパスさんに大変お世話になりました
いちばん描くのに困ったのが裏白さんです
こやつ、実際は細くてデフォルメするのが大変でした…
もう何度描き直したことが……orz
最終的に落ち着くところに落ち着いてくれたようなのでよかったです
ちなみに羊は鏡餅っぽく描いてます だから白ですよ、白! 気付いてくれました??
続いて下の段、左から、
もとの線画がペイントのデジタルなので、そのままペイントで色を塗ったらこんな感じ ちょっと暗くなりましたが、まあこんな感じ く、暗い奴なんかじゃないですよ!!(汗 左の白スペースは言葉入れる用です
右のはアナログで塗ったものです はじめに絵の具をティッシュでポンポンポンッと叩き塗って、そのあと色鉛筆で仕上げしたらなんかいい感じになりました 自分で塗っててびっくりした← 最後に字は印刷して入れていますよ
個人的には下の段のイラストがお気に入りです 羊のぼったり感が好き!
字も全部自分で書いてます ちょっといまいちでした レタリングはセンスがなくて…;;
さてさて、みなさんはお正月をどう過ごされましたか??
わたしは、もう、本当に寝正月でした
去年は忙しかったですし、何にもない年末年始万歳です
まあ、年末は年賀状だったり何だりありましたし、学校は始まって早々に提出&発表の課題があって結局アタフタしてますけどね!!
とはいえ、ゆっくり年を越せたので大変満足でした^^
初詣も行ってきましたよ
今年はこけなかった! よかった!!
ちなみに、おみくじは小吉でした うーん…微妙??
でも、大吉を引いた親のおみくじよりは何だかいいことが書いてあったのでokでしょう
ちゃんと結びましたしね
そんなこんなで、今年もおそらくぶっ飛んだ感じで毎日を過ごしていくとは思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします^^
小説は現在31話まで更新中です!!
次の更新は来週あたりを予定しておりますので、どうぞお楽しみに!
少し遅れましたが、今年用の年賀状イラストをドーン!
相変わらず同じ絵を何個も載せるっていう、ね←
上の段、左から、
初期の色です ちょっと暗めにしています 塗り忘れがあるのは見なかったことにしてもらえると助かります(・ω・´;)
真ん中は改良版です 背景の色は明るめに 印刷したら字が切れちゃったので移動して、合わせてイラストのずれた部分の修正 正直疲れたorz ペイントにレイヤーとかないですしね ペンタブとソフトが欲しいです
右はメール用です 文字入れず、色も最初から作り直しました 手と足も追加です ハガキ用は言葉を入れるために真っ白ゾーンを作ったわけです
赤と黄色の背景は、これコンパスと分度器を使って細かく測って作りました
途中で、「あれ? わたし、描いてるのって年賀状だよね…??」と自分で戸惑いました
なんかもう製図してる気分でしたもん(笑
今回はコンパスさんに大変お世話になりました
いちばん描くのに困ったのが裏白さんです
こやつ、実際は細くてデフォルメするのが大変でした…
もう何度描き直したことが……orz
最終的に落ち着くところに落ち着いてくれたようなのでよかったです
ちなみに羊は鏡餅っぽく描いてます だから白ですよ、白! 気付いてくれました??
続いて下の段、左から、
もとの線画がペイントのデジタルなので、そのままペイントで色を塗ったらこんな感じ ちょっと暗くなりましたが、まあこんな感じ く、暗い奴なんかじゃないですよ!!(汗 左の白スペースは言葉入れる用です
右のはアナログで塗ったものです はじめに絵の具をティッシュでポンポンポンッと叩き塗って、そのあと色鉛筆で仕上げしたらなんかいい感じになりました 自分で塗っててびっくりした← 最後に字は印刷して入れていますよ
個人的には下の段のイラストがお気に入りです 羊のぼったり感が好き!
字も全部自分で書いてます ちょっといまいちでした レタリングはセンスがなくて…;;
さてさて、みなさんはお正月をどう過ごされましたか??
わたしは、もう、本当に寝正月でした
去年は忙しかったですし、何にもない年末年始万歳です
まあ、年末は年賀状だったり何だりありましたし、学校は始まって早々に提出&発表の課題があって結局アタフタしてますけどね!!
とはいえ、ゆっくり年を越せたので大変満足でした^^
初詣も行ってきましたよ
今年はこけなかった! よかった!!
ちなみに、おみくじは小吉でした うーん…微妙??
でも、大吉を引いた親のおみくじよりは何だかいいことが書いてあったのでokでしょう
ちゃんと結びましたしね
そんなこんなで、今年もおそらくぶっ飛んだ感じで毎日を過ごしていくとは思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします^^
小説は現在31話まで更新中です!!
次の更新は来週あたりを予定しておりますので、どうぞお楽しみに!
こんにちはあです
そして、
こんな感じです
果たしてどれがお好みでしょうか??
全部黄色っぽくなったのは、何でしょう、気分ですかね?
気付いたら真っ黄っ黄になっていました(笑
さて、ちなみにちなみに、それぞれ色が違うことにはお気付きですか?
帽子&服の赤
手袋&ベルト&長靴の黒
肌の色に髪の毛
がっつり変えているところもあれば、地味ーに変わっているところもあります
左の子は黄みっぽく 真ん中の子はピンクっぽく 右の子は青っぽく
そしたら右の子がやや暗い感じの色になってしまって orz となってしまいましたが、
まあ、これはこれでokだと思っているよというだけの話です
*このイラストはランダムに、携帯のアドレス帳に載っている全ての友人に送られました
いやあ、パケットがどのくらい膨れ上がるのかが謎ですけど…
一応容量をそれなりに落としては送ったんですけどね わからないです 後日確認します
年賀状も、終盤になってからハプニングが続きましたがなんとか完成!
ポストに投函してきました
あとはメール用の年賀イラストをぼちぼち調整していきます
とりあえず、一段落です(´ω`*)ホッ
バタバタが落ち着いたtsubakiが更新している小説は現在31話まで更新中です!
ここでちょっと相談
恋愛話ってどうやって書けばいいですか!?(真剣
そして、
Merry Christmas! です^^
そんなわけで、同じイラストで3種類ご用意いたしました!こんな感じです
果たしてどれがお好みでしょうか??
全部黄色っぽくなったのは、何でしょう、気分ですかね?
気付いたら真っ黄っ黄になっていました(笑
さて、ちなみにちなみに、それぞれ色が違うことにはお気付きですか?
帽子&服の赤
手袋&ベルト&長靴の黒
肌の色に髪の毛
がっつり変えているところもあれば、地味ーに変わっているところもあります
左の子は黄みっぽく 真ん中の子はピンクっぽく 右の子は青っぽく
そしたら右の子がやや暗い感じの色になってしまって orz となってしまいましたが、
まあ、これはこれでokだと思っているよというだけの話です
*このイラストはランダムに、携帯のアドレス帳に載っている全ての友人に送られました
いやあ、パケットがどのくらい膨れ上がるのかが謎ですけど…
一応容量をそれなりに落としては送ったんですけどね わからないです 後日確認します
年賀状も、終盤になってからハプニングが続きましたがなんとか完成!
ポストに投函してきました
あとはメール用の年賀イラストをぼちぼち調整していきます
とりあえず、一段落です(´ω`*)ホッ
バタバタが落ち着いたtsubakiが更新している小説は現在31話まで更新中です!
ここでちょっと相談
恋愛話ってどうやって書けばいいですか!?(真剣
希望を伝え、本命と滑り止めを含む志望校がほぼほぼ固まりつつあった聡太の顔は、冬空の下、すっきり晴れ晴れとしていた。白樺には、変わったなと言われた。聡太もまたそう思っている。
二月半ばに差しかかった学校はなんだか浮き足立っている。その上現在は放課後で、一時間待っていろと言いつけた修と花は聡太を置いてそそくさと帰ってしまうし。仕方がないので課題を片付けることにした。ありがたいことにいつものクラスメートが付き合ってくれていた。
「あーあ、結局今年も一個ももらえなかった!」
今までなんとか保っていた集中力もいよいよ切れてしまった彼はため息と共に項垂れた。
もらえなかった? 一体何を?
「でも、もらったらもらったで三倍返しとか聞くよ?」
慰める友達に、そういうの言わない子からがいいの! とか。そもそももらうことに意味があるの! とか。
三倍返し? だから、一体何を?
「何の話?」
話に入れない聡太に、とぼけているように見えたのか、クラスメートが、またまたあと、
「何って今日は……」
あ、と聡太が声を漏らした。クラスメートの先にある時計がすでに一時間を過ぎたことを告げている。早く帰らなければ。家で啓太が待っているのだ。
自分から聞いておきながらクラスメートの言葉を遮った聡太が、ごめんと謝ると、じゃあなと言って彼らは教室から去っていくのを見送った。
「……小山はもらってそうだよな、チョコ」
「そうだね」
「え! まじか!」
こんな会話が繰り広げられていたなど、聡太は知らない。
学校を出てから角を曲がった先で制服姿の照が聡太の視界に入ってきた。誰かと待ち合わせているふうに見える。
このまま帰ってしまおうか。
けれど彼女は聡太の帰る先にいる。彼女と顔見知りではあるし、以前に成から声をかけてもらったこともある。
意を決して照に声をかけた。それはもう、たどたどしくぎこちない。恥ずかしさのあまり顔に熱が集中してしまいそうだったが、声をかけられた照がそれを上回って驚き頬を赤く染めているのを見て、なんとか冷ますことができた。
「えっと、あの……その、お話が、ある、んですけど」
なんと、照が待っていたのは聡太だった。ここで聞こうかと尋ねると照はブンブンと首を横に振って、歩きながらでと控えめに答えた。
ゆっくりと歩いていく。歩幅の大きさも歩く速さも聡太のほうが上で、照のペースに合わせて並んだ。
そこに会話はなかった。聡太は気を利かせて話しかけるなどということはしなかったし、照は照で黙ったまま俯いて歩いている。こんなとき、修ならばうるさいほどに何かしらペラペラとしゃべるのだろうか。
学校から大分離れて人もまばらになってきた。ようやく照が聡太の名前を呼んだ。彼女の足が止まったので聡太も止まる。照を向くと、彼女が何か持っていることに初めて気が付いた。
「そ、聡太さん! あの、これ作ったので、よかったら……」
何、と聞くと、チョコと返ってきた。
学校のそわそわした空気。もらう、もらわない。チョコ。
……そうか。今日はバレンタインデーか。そういえば一週間ほど前に甘いものが好きかとか、具体的にチョコはどうかと花に聞かれていたのだった。
いいの、と確認すれば、何度も何度も繰り返して頷くので聡太はお礼を言った。誰かから何かをもらうというのはなかなかに嬉しいものだ。
チョコを渡し終えたあとももじもじしながら何かを伝えようとする照に聡太は首を傾げる。
「……好きです!」
思わず面食らった。それは告白にではない。まるで苺のように真っ赤にしながら、それでもしっかり聡太の目を見続ける彼女に、だ。
「よかったら、付き合ってもらえれば、嬉しい、ですけど……」
一度目を逸らすも再び照は聡太と目を合わせ直す。
以前の聡太なら、相手が彼女であっても素っ気なくあしらったことだろう。けれど、今の聡太は違う。
「……やりたいことが見つかったんだ、やっと」
夢を見つけて走り出したばかりの聡太には、脇見をしながらなどという器用な真似はきっとできない。
「だから、気持ちだけ、もらうね」
照は真剣だった。だから視線を外すなんて、それは失礼なことなのだ。
聡太も真剣だった。けれど、その表情は柔らかかった。
「ありがとう」
すっと出てきた言葉に、照は涙を瞳に溜めて、それでも笑った。
「ありがとう、ございます」
瞑った拍子に涙が頬を伝った。
・・――サイト案内――・・
日記・イラスト・小説を更新していくブログです
HNの表記は、ひらがなでも、カタカナでも、漢字でも、アルファベットでも何でもよいです
ほのぼの・ほっこりした小説を目指してます
絵に関してはイラストというより落書きが多いかも…
と、とにもかくにも、ポジティブなのかネガティブなのかわからないtsubakiがお送りします
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プロフィール
HN:
tsubaki
性別:
女性
自己紹介:
ものごとを『おもしろい』か『おもしろくない』かで分けてる“へなちょこりん”です
外ではA型、家ではB型と言われます(*本当はB型)
家族に言わせれば『しゃべりだすとおもしろい』らしい
寒天と柑橘が大好きです^^
外ではA型、家ではB型と言われます(*本当はB型)
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