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「悪魔と天使……?」
信じられますか、これ? 信じられませんよね? 目の前に架空のものが存在していますよ?
「そうじゃ。人のいない場所に降りようと思っておったが、ちょっとしたミスでここに降りてしまったようじゃな」
「……それ、てんちゃんのミス」
「まぁ人間界に降りることができたんじゃからよかろう?」
悪魔は頷く。降りられたらどこでもよかったのか!
「ちょっと待ってくれ。俺はよくない」
「これからどうするかの、あーちゃん?」
由鶴を無視して2人で相談し始めた。うーん、と唸っている。
由鶴は、出ていけ、と言いかけて喉の奥に引っ込めた。今の状況は信じられないし信じたくもないが、もし2人が本当に天使と悪魔であるのならという考えが浮かんだ。
「よし、あーちゃん、とりあえずここを出るぞ」
「なぁ」
何故かドアではなく窓のほうに向かっていた2人を呼び止めた
「なんじゃ、人間?」
不本意ではあるが、由鶴はこれを言うことしかできなかった。
「うちに泊まれ」
「いいのか、居ついても?」
「あぁ、どうせ行く当てもないんだろ?」
一拍置いて天使が歓喜の表情を浮かべた。
「あーちゃん喜べ。ここに居ついてもいいらしいぞ」
よほど嬉しかったのか、さっきまでずっと無表情だった悪魔が少し笑顔になっていた。そっか、笑えるのか。
微笑ましかったが、問題があることに気付き憂鬱になる。この2人をどう説明しようか……。
コンコンとノックされドアが開いた。入ってきたのは洗濯物を持った母さんだった。
「ゆづくん、さっき大声を上げていたみたいだけど……あら?」
母さんの視線の先は天使と悪魔の2人。
ほら、考える間もなく見つかった……。
信じられますか、これ? 信じられませんよね? 目の前に架空のものが存在していますよ?
「そうじゃ。人のいない場所に降りようと思っておったが、ちょっとしたミスでここに降りてしまったようじゃな」
「……それ、てんちゃんのミス」
「まぁ人間界に降りることができたんじゃからよかろう?」
悪魔は頷く。降りられたらどこでもよかったのか!
「ちょっと待ってくれ。俺はよくない」
「これからどうするかの、あーちゃん?」
由鶴を無視して2人で相談し始めた。うーん、と唸っている。
由鶴は、出ていけ、と言いかけて喉の奥に引っ込めた。今の状況は信じられないし信じたくもないが、もし2人が本当に天使と悪魔であるのならという考えが浮かんだ。
「よし、あーちゃん、とりあえずここを出るぞ」
「なぁ」
何故かドアではなく窓のほうに向かっていた2人を呼び止めた
「なんじゃ、人間?」
不本意ではあるが、由鶴はこれを言うことしかできなかった。
「うちに泊まれ」
「いいのか、居ついても?」
「あぁ、どうせ行く当てもないんだろ?」
一拍置いて天使が歓喜の表情を浮かべた。
「あーちゃん喜べ。ここに居ついてもいいらしいぞ」
よほど嬉しかったのか、さっきまでずっと無表情だった悪魔が少し笑顔になっていた。そっか、笑えるのか。
微笑ましかったが、問題があることに気付き憂鬱になる。この2人をどう説明しようか……。
コンコンとノックされドアが開いた。入ってきたのは洗濯物を持った母さんだった。
「ゆづくん、さっき大声を上げていたみたいだけど……あら?」
母さんの視線の先は天使と悪魔の2人。
ほら、考える間もなく見つかった……。
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日記・イラスト・小説を更新していくブログです
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ものごとを『おもしろい』か『おもしろくない』かで分けてる“へなちょこりん”です
外ではA型、家ではB型と言われます(*本当はB型)
家族に言わせれば『しゃべりだすとおもしろい』らしい
寒天と柑橘が大好きです^^
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